一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》


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その後、私のアパートまで連れて行ってくれてシャワーと着替えを済ませると2人で初めてモーニングを食べた。

食事中も甘い視線を送ってくる彼。



周りのお客さんもそんな彼に釘付けになるくらいに。









そしてそのまま甘い雰囲気の中、彼は手を離してはくれず手を握ったままの出勤となった。



同僚からの視線をヒシヒシと受けながら各々の部署へ向かった。

すれ違う顔見知りの同僚からは、ひやかす声は上がるもののそれは悪意のあるものではなく見守るような言葉達。








それが気恥ずかしいけど、とても胸を温かくする。

彼も同じように感じたらしく、横顔はとても幸せそうでそれを見るだけでこちらまで幸せな気持ちにさせる。









ずっと暗くて辛い幼少期を過ごしてきた彼に、これからは楽しくて幸せな時間を過ごして欲しい。

もしその幸せの隣に私がいてもいいなら、何があってもこの手は離さない。





最後に繋がれた手をぎゅっと握り返してから彼から手を離した。




「じゃあ〝片瀬くん〟また夜にね?」

『はい。いくら幸せだからといっても、、ちゃんと弁えてます。しっかりと仕事は勤めます。』

「うん。」

『ではまた終業後に迎えに参りますので、待っていて頂けますか?』

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