一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》



キリっと表情を引き締めた彼に胸がときめいてしまうが、それを顔を出さないように小さく頷いた。


頷いた私を確認すると、ホッとした表情を浮かべて一度微笑むと背を向け隣の営業課の方へと向かっていった。







彼は無意識かもしれないが、普段真面目な彼が私に見せる柔らかい表情とのギャップにやられてしまってドキドキが止まらない。

深く深呼吸をしてから、その鼓動の高まりを落ち着かせて自分の席に着いた。







するとニヤニヤした視線が隣から送られてくるのに気づく。


仕方なくチラリと隣に視線を向ける。








「紗江おはよ〜。聞いたよ〜〜?仲良く手を繋いで出勤したんだって〜〜?あの紗江がねぇ?」

「ま、真由ちゃん!」

「それに自分じゃ気づいてないかもしれないけど、フワフワした幸せオーラが凄いよ?本当に婚約した私よりフワフワしてるもん。」

「っ、、ダラしないよね。いい歳して、、。」

「ううん?すっっーごく可愛いっ!!!私は今の紗江の方が好きだよ?それに2人は何だかんだで真面目だから仕事を疎かにしないし!いいんじゃない?幸せで浮かれたって。幸せそうな2人見てるとなんでか和むし。」

「、、真由ちゃん。」

「みんなもそうだと思うよ?どうせ紗江のことだから気にしてるんだろうけど、全然ラブラブしてもらって大丈夫よ。あ、でも就業時間以外でね?」


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