一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》





そんな風に言ってくれるヒトが現れるなんて思っていなかった。


彼のその言葉で緊張も解けていく。










「ほら〜2人とも早く入りなさい?」




先に玄関に入った母から中へ入るように促され、2人で声を上げて中へと入る。



「ただいま〜!」

『お邪魔します。』






その声に気づいた兄弟達が一斉に出迎えてくれる。




「おー、姉貴おかえり、暁人も。母さんも早かったな。」

「まぢだ!帰ってくるの早くね!?」

「いいじゃん!たまには早い方が!!ねえちゃんが飯作ってる間に暁兄に宿題見てもらえるし!」

「それいいな!俺も見てもらおう!!てか暁兄!俺のもいい!?!?」

「おかえりなさい。お義母さん、お姉さん、暁くん。」










相変わらずの大人数と騒がしさに、なんだかホッとする。




やっぱり私はそんな賑やかな家族が好きだ。








弟達は一目散に彼に集まると囲むようにしてリビングへと彼を招き入れる。


残された女性陣は顔を見合わせながら笑った。










「相変わらず、暁くん大人気ですね。」

「えー?お母さんも暁人くんと久しぶりにお喋りしたいのに〜っ!!!」

「お母さんは夕飯作るの手伝って?」

「私も手伝います!!亜美は慎ちゃんが見ててくれるそうなのでっ!」

「本当?綾ちゃん、ありがとう。」


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