一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
彼の言葉にその場で崩れ落ちる父親。
そして相変わらずのオーバーリアクション。
もし本当に結婚の報告だったとして、普通だったら一人娘が嫁に行く時はもっとこう、、悲しんだりしない?!
確かに私みたいに嫁に行きそびれた娘なんか〝のしつけてくれやる!〟みたいな事なのかもしれないけど、、。
なんかもう普通の感覚じゃない家族に緊張していた自分が馬鹿らしくなってきて、小さく呟いた。
「第一、結婚って飛躍し過ぎじゃない?暁人くんの言う通り、私達まだ付き合って数日だしデートだってした事もない。確かに知り合ってからの年月は長いけど、ずっと〝姉と弟〟みたいに過ごしてきたんだよ?!それに対してのリアクションは無いの?!どっちかというと驚くのはそっちじゃない?!?!今日だって!なんて言われるか不安で緊張しながらきたのにっ、、!」
「えー?別にそれに関しては驚く事ないでしょ?寧ろこうなるのが遅かったくらいだし。てか元々姉貴が鈍感だっただけでしょ。」
「そうそう。暁兄はメチャクチャ分かりやすかったけどな?逆に暁兄が可愛そうなくらいに。あれだけ分かりやすく態度出してたのに全く気づいてなかったし。」