一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
ギャイギャイと言い合いを始めてしまった長男と母。
「昔からねーちゃんねーちゃんって煩かったじゃない。お姉ちゃんの姿が見えないと直ぐに泣き出して、朝から晩まで後ろにピッタリひっついてたでしょー?」
「、、いくつの時の話だよ。そんなの俺じゃなくとも皆そーだっただろ。」
「何言ってるのよー?今でも姉貴姉貴って、事あるごとにそう言ってるわよ?もしかして慎一ってば自覚ないの?」
「お、お義母さんっ、、!そのくらいにしてあげてください。慎ちゃん、多分無意識ですから!」
「そうだよ〜知恵さん。紗江の事が大好きで、頼りにしてるのは皆んなそうだから〜。」
「そーそー!!俺らもシスコンの自覚あるし!多分その自覚ないの、にーちゃんだけじゃね?」
何やら楽しそうに盛り上がっているようだけど、その内容までは頭に入ってこない。
よりによって家族の前であんな大体なセリフを言ってしまった。
、、、穴があったら入りたい。
恋とは盲目とよく言ったものだ。
「何はともあれ、幸せな報告なんだからいいじゃないか。こうやって久しぶりに家族も揃った訳だし。」
「そうねっ!予想の斜め下だったけど2人ともおめでとう。ちゃっちゃとデートでも重ねて籍でも入れちゃいなさいねー?」