一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》




「、、噂聞いてるよ。恋人が出来たんだって?柏木さんの相手がまさかの前話してた奴だったとは思わなかったけどな。少し噂とは違った部分もあったけど、海外から営業に帰って来た奴と知り合いだったんだってな?」

「知り合いというか弟の古くからの友人でして、初めては誰か分からないほど別人のようになっていて私もビックリしました。」

「それで猛アタックの末に根負けか?何度か見かけたけど確かにイケメンだったな。アレに言い寄られれば大概の女子は落ちるよ。仕方ない仕方ない!」

「、、、っ根負けとかじゃないです!純粋に彼に惹かれて恋人同士になりました。彼の事が凄く好きなんです。だから、、そうな風に言わない下さい。」














なんだか〝仕方なく付き合っているんだろ?〟と言われたような気がして柄になく言い返した。

すると的場さんはビックリした表情をしてから、切なそうに眉を下げた。









「悪い、、嫌な言い方したな。柏木さんが以前にも増して凄く綺麗になったから、、少し意地の悪い事を言った。」







意味深な事を言ってゆっくりと手が伸びてくる。

それが少し怖くて一歩後ろに下がると同時に背中に温もりを感じた。





そして伸びてきていた的場さんの手を私の背後から伸びてきた手が掴んだ。



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