一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》

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彼女が資料室へと向かって、その姿が見えなくなってから目の前の人物へとゆっくりと視線を合わせた。





名前は確か『的場隆太』年齢は31歳。

海外事業部の期待のエース。

柔らかい顔立ちに長身、そして年上。



学生の頃によく話していた彼女の理想のタイプそのものだ。















だからからか、咄嗟に嘘をついてしまった。



営業先から戻りコーヒー を差し入れに行った時、少し様子がおかしかった。

一度も視線が交わる事もなく、逃げるかのように席を立った彼女の態度が気になって後を追った。






すると目の前には異性から手を伸ばされている彼女が目に入ってカッと頭に血が昇る。

あちらこちらで耳にする彼女の話。







仕事ぶりは有能で頼りになる美人。


女性の中では背の高い方である彼女は、ちょっとした男では声を掛けることもままならないほど遠巻きにみられる存在。








そんな彼女がここ最近は声を掛けられる事が前にも増して増えている。



雰囲気が以前と比べると柔らかくなっただとか、可愛くなっただの言われているがそんなの自分からしたら今更な事。

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