一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
私のことに真由ちゃんは即座に表情を変え、キラキラとした目で会議室の椅子に座るように促した。
仕方なく、真由ちゃんの隣へと腰を下ろす。
「で!?で!?!?なんでそういう話になったのかな〜?」
「そんな面白い話じゃないよ。久しぶりに的場さんと社内でばったり出くわして少し話し込んでたんだよね。そしたら私に恋人が出来たって聞いたって言われて、、そこから何だか態度がおかしくて怖くて困ってたら片瀬くんが現れて、、。」
「うん!!うん!!!それで?!」
「そしたら男女の仲なんてどうなるかなんて分からないって凄く真剣な顔で的場さんが言い出して、それに対して片瀬くんが私と婚約してるって的場さんに公言しちゃって、、。その場を収める為に言ってくれただけだって分かってるのに凄く、、嬉しかったんだよね。的場さん、何だか寂しそうな表情してたから彼女さんと何かあったのかも、、。」
「あ〜、、、そういう事。」
私の言葉を聞くと納得したようにウンウンと頷いて困ったように眉を下げた。
「もしかしたら彼女さんと別れちゃったのかも。それで落ち込んでたのかもしれないなって。」
「紗江は?それを聞いてどう思ったの?」
「、、え?どうって別れた原因は分からないけど的場さん達が元鞘に戻れればいいなぁって。」
「、、それだけ?今なら的場さんフリーだよ?今ならイケるかもみたいな事は?」
「まさか!だって私には片瀬くんがいるし、、それに今思えば的場さんに抱いて感情って憧れに近いものだったと思うんだよね。」