一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》

長い長い沈黙。


自分の呼吸音や心臓の音、部屋の外の廊下を誰かが歩く音まで鮮明に聞こえる程の静寂。





そんな中、ハッキリと聞こえた言葉。






























「好きにしなさい。」














想像もしていなかった言葉に2人して言葉を失う。








好きにしなさい、、?

それは勝手にしろと言う事?

それともこっちで話を進めるから無駄な足掻きを好きなだけしなさいという事?














短くも重みのある言葉。


一体、どういう真意なのか分からない。








頭の中で酷く混乱していると盛大な溜息が聞こえ、その溜息で我に返った。






彼の背中からベットへと視線を向けると、バチッと目が合ってしまった。

しかし直ぐに目をそらされてしまい、低い声が部屋に響く。















「要件が済んだのなら出て行きなさい。」









威圧感のある声に今更ながら体が震えるとギュッと肩を抱かれ、彼が口を開いた。




< 297 / 456 >

この作品をシェア

pagetop