一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
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また新しい1週間が始まった。
互いの親に挨拶は済んだこともあり少しのモヤモヤはあるものの、あちらこちらで囁かれる噂はあまり気にならなくなった。
実際のところはプロポーズもされていない私は婚約者でもないのだけれども、それでも彼に1番近い存在であることには変わりない。
いつか叶えばいいな、、と思いながら、今日も仕事に追われる。
「柏木さん!この請求書なんだけど、、!」
「それは訂正しておきました!!新しいものがこれです!」
「あの、、紗江さんすみません。これの出し方って、、。」
「あぁ、これはね?ここを見比べて、それから前年比と比較してから、、。」
「紗江!忙しい時にごめん!!朝から送りのヤツって何処に直してあるか知ってる?!」
「部長の後ろの引き出しの上から2番目だよ!」
「ありがと〜っ!!!」
同じ庶務課の同僚が盲腸になり、週明けに緊急入院が決まった上に1人の後輩が無断欠勤。
よって本日の庶務課は人数不足。
ただでさえ忙しい月な事もあって、暫くはこの忙しさが続きそうだ。
そんな事もあり、私と彼の噂も社内であまり耳にしなくなった。