一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
最近は残業続き。
以前の様に彼に会える時間が減ってしまった。
勿論、隣の部署なだけに全く会えない訳ではないが営業の方も忙しいらしく殆ど社内いる事がない。
そして帰る時間帯もバラバラ。
あれから彼の態度が少し違って、何だか腫れモノに触れるように接するようになってしまった。
原因もハッキリと分かっている。
彼は私を傷つけたと自己嫌悪に陥っているのだ。
あの日、彼のお父さんに会って、、それから激しく抱かれたあの日から彼は私と少し距離を取っているようにみえる。
真面目な彼に気にしないで欲しいと言っても、無駄な気がして今はそっとしておいてあげた方がいいのかなとこの微妙は距離を保っている。
本当はそんな距離なんてとらないで欲しい。
もっと近くにきて欲しいし、今まで通り週末は2人で過ごしたい。
でもそれが私だけの我儘な気がして言えずにいる。
ふと隣の部署に視線を向けるが、彼のデスクは無人で山積みになった書類だけが目に入る。