一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
気づけばいつのまにか庶務課に戻ってきていて、慌ただしい中の様子に急いでデスクへと向かった。
とりあえず今は目の前の仕事に集中しなきゃ。
皆に迷惑は掛けられない。
一度、目を深く瞑り精神統一をはかってからキーボードを叩き始めた。
どうにかお昼を少し過ぎた所で午前中の業務は終了し軽く食事でも取ろうかと立ち上がると隣に座っていた真由ちゃんも同じタイミングで立ち上がった。
「あれ?紗江も今からお昼?」
「うん。」
「ならサッと一緒に食べよ!」
「そうしよ。社食でいい?」
「OK〜!」
2人並んでとぼとぼと社員食堂へと向かう。
週は始まったばかりだというのに、互いに疲労感が半端ない。
「私、、うどんにしようかなー。」
「私はお蕎麦にする。なんか食欲落ちるよね。でも何かは食べないと体力持たないし。」
「そうだよね。特に真由ちゃんは帰ってからも家事に追われるんでしょう?真木さんは手伝ってくれる?」
2人は最近、一緒に住み始めたらしい。
好きな人の側に居られるのはとても幸せな事だけど、勿論それだけじゃない。
家事も2人分になって大変さも2倍だ。
「手伝ってくれるよ〜。陽介さんは一人暮らしも長かったから何でも出来るんだよね。、、私の方が煩わせちゃってるカンジかな。本当ダメダメだよね。紗江みたいに何でも出来るお嫁さんになりたいんだけど、、。」