一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
そう言って本気で落ち込んでる真由ちゃんに笑って声を掛ける。
「真由ちゃんはダメダメなんかじゃないよ。真木さんも頑張ってる真由ちゃんが好きなんだから。そのままでいいと思うよ?」
「も〜。紗江に慰められても逆に虚しいだけだよ〜料理教室でも通おうかな、、。あ、でも今は仕事が忙しい時期だから駄目かぁ。でもなぁ、、美味しいご飯を食べて欲しいし。一緒に住むと色々駄目な所がバレちゃって困る。頑張らないと愛想つかされちゃうよ。」
本気で悩んでいるのか眉間に皺を寄せている。
そんな姿も本当に可愛い。
それに私は知っている。
真木さんが真由ちゃんと同棲をし始めて幸せそうに惚気ている事を。
この前もエレベーターで一緒になった時に言っていた。
料理できない彼女が自分の為に真剣な顔でキッチンに立つ姿が堪らなく愛おしいんだと。
真由ちゃんを想って話す真木さんの表情はとても優しい顔をしていて、私まで幸せな気持ちになった。
その後、我に帰った真木さんに恥ずかしいから本人には内緒にして欲しいと言われた。
なんて素敵なカップルなのだろう。
互いを強く想い合っていて、相手を愛しむ。
そうやって2人だけの夫婦の形を探して作っていくんだろうなと。