一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
社食だというのにポロポロと溢れる涙を止める事が出来なくて、手で顔を覆った。
早く涙を止めなくちゃ、真由ちゃんにも周りの人にも迷惑を掛けてしまう。
「紗江?昇進の話はプレッシャーとか感じなくていいんだよ、、?普段通りの紗江の頑張りが評価されたんだから。でももし本当に泣くほど嫌なら、、断っていいんだよ、、、、?1人で断りに行くのが不安なら私も着いて行こうか?」
真由ちゃんの優しい言葉に止まらない涙。
必死に顔を左右に振ってそうじゃないんだって伝えたいのに、言葉が出なくて困る。
最近は涙脆くて本当に困る。
普段絶対に涙なんて流さない巨漢な女が泣いていると流石に周りに気づかれてしまった。
私のせいで社食が騒つきはじめ、隣にいる真由ちゃんにも迷惑を掛けてしまう。
必死になって涙を止めようとしていると背後に気配を感じその人物が口を開いた。
『紗江さん、、?泣いているんですか?』
久しぶりに耳にした声は私の大好きな人の声。
少し低くて何処か困惑しているような怒っているようなそんな声だ。
『川田さん、何故紗江さんは泣いて?』
「ごめんっ、、!よくは分からないんだけど、多分、、私の所為かも。」