一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
何故か矛先が真由ちゃんに向かってしまって、真由ちゃんは申し訳なさそうな声を出した。
違う!!
真由ちゃんは何も悪くないっ、、、!
これは嬉し泣きなのに、私の所為で真由ちゃんが嫌な思いをしてしまう。
そう思ったら身体が勝手動いて、勢いよく立ち上がった。
そして真由ちゃんに抱きついた。
それから目一杯空気を吸い込んでそれを一気に言葉と共に吐き出した。
「嫌だったんじゃなくてっ、、嬉しかったのっ、、!!!!そんな風に思われるなんて思ってなくて、、不安とかモヤモヤしてたものが真由ちゃんがくれた言葉で吹き飛んでいったの。困らせてごめんね?真由ちゃん!!大好きっ!!!」
「もぉ〜〜っ!!焦ったじゃんか!!!泣くほど嫌だったのかなって。私も紗江が大好きっ!!!寧ろ私の方が大好きだしっ〜〜!!!!」
真由ちゃんも少し涙目になっていて、2人して社食で抱き合いながら笑い合った。
「珍しく喧嘩かもって思ったけど、違うみたい。」
「だね。あの2人は本当仲いいから。」
「てか柏木さんって泣いたりするんだな。俺、初めてみたかも。」
「そりゃ泣く事もあるだろ。女の子なんだから。」
「、、なんだか可愛いよな。」
あちらこちらでそんな言葉が聞こえて、今更ながら恥ずかしさが込み上げてきて真由ちゃんと顔を見合わせてその場に静かに座った。