一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
すると背後からポンと頭を撫でられた。
『、、大丈夫みたいですね。良かったです。じゃあ俺は行きます。』
「あ、、暁人くんっ。」
彼の存在に今更ながら気づいて慌てて振り返ったが、彼の姿はもうそこにはなく社食の出入り口の方に小さくなった後ろ姿を見つけた。
「暁人くん、、、。」
「紗江?、、いいの?片瀬くん、心配してたよ。さっきだって凄い形相だった。聞いてもいいのか分からなかったからそっとしておいたけど、この際だし聞いてもいい?」
「、、うん。」
「片瀬くんと、、何かあった?」
やっぱり気付かれてた。
真由ちゃんには隠し事できないなと苦笑いを浮かべる。
話せばスッキリするかもしれない。
それに恋愛経験の豊富な真由ちゃんなら何かしらいいアドバイスをくれるんじゃないかと、週末の出来事を洗いざらい話した。
真由ちゃんは優しく相槌を打って真剣に耳を傾けてくれた。
「、、だからね、どうしたらいいのか分からないの。本当は前みたいに話したいし、もっと近くに来て欲しい。こんな状態が続けば心が離れていくんじゃないかって怖いのっ、、!」
全てを話終えるとまた涙が出そうになって、顔を手で覆った。
すると真由ちゃんの優しい手が頭を優しく撫でた。