一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》



そのまま金縛りにあったかようにその場に立ち尽し、彼を見つめ返すと満足したように笑った。

そしてハッキリとした口調で言葉を発した。











『俺の身長が紗江さんよりも10センチ以上高くなったら言おうと決めてました。』




そう言って一呼吸おいた彼は、真剣な表情で真っ直ぐにこちらを見つめながら言葉を放った。


































『貴方の事がずっと好きでした。結婚を前提に俺の恋人になって下さい。』
















彼の放った言葉の意味が直ぐには理解出来なくて、フリーズしてしまう。


彼は一体何を言ってるの?





好きだったって、、私の事を、、、?


それに結婚を前提に恋人に?








週末の疲れからか、違う様に聞こえてしまったのだろうか。


だって彼は弟の友達で、私にとってはもう1人の弟のような感覚で恋愛対象外で、、それで3年間も疎遠で。






そんな相手から就業時刻を過ぎているとはいえ、まだ多くの社員がいる社内で盛大な告白されるなんてあり得ない。


こんな事人生で初めてで、どうして対応していいのか分からず黙り込んで戸惑っていると彼が困ったように微笑んだ。



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