一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
弟に上司に電話までさせて姉として本当に不甲斐ない。
そしてため息混じりの呆れ声に申し訳なさが増して自己嫌悪に陥る。
「本当にごめんね、、。明日からはちゃんと仕事に行くから。それに少し休ませてもらったから今日は帰るよ。本当にごめんね?」
そう言って体を起こそうとすると肩を強めに押されベットへと戻された。
「、、別に迷惑とかじゃないから。」
「でもっ、、。」
「〝でも〟じゃない。いいから寝とけよ。」
「今って何時?慎一、仕事は?」
「それも今はいいから。」
少し言い合いをしていると部屋の扉が一気に空いてなだれ込むように家族が入ってきた。
「姉貴!目覚めたんだ!?早く教えてよ!!」
「大丈夫なん?熱は?」
「実際、具合はどうなの?俺、病院連れて行こうか?」
「いや、お前は大学行けよ。俺が病院には連れて行くから。」
「待って!その前にお姉さん、食欲はありますか、、?何だったら食べれそうですか?病院の前に何か胃に入れてから行った方が、、。」
ベットの周りに心配そうな表情を浮かべる家族の姿が。
「えっ!?、、え、、?」
この状況を直ぐには理解出来なくて困惑してしまう。