一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
恥ずかしそうに俯向く綾ちゃんに〝ここに居て欲しい〟と言われているようで胸が温かくなった。
誰かに必要とされるのはやっぱり嬉しい。
「綾ちゃんありがと。じゃあ遠慮せずにここに居させてもらうね?」
「はいっ!勿論ですっ!!!なんならずっと居て欲しいぐらいですっ!この機会にアパートは解約してここに住むのはどうですか!?きっと皆んな喜びますよ!?!?」
「あはは、ありがと。考えとくね。」
丁度話を終えたタイミングでドアが開いて、慎一が中へと入ってくる。
「、、話は終わった?」
「うん、お姉さん暫くここに居てくれるってっ!」
「そう、、良かったな。ならとりあえず姉貴を病院に連れて行ってから帰りにアパートに寄って荷物取りに行ってくる。」
「うん!それがいいね。手足の長いお姉さんには私の服は小さすぎるもん。じゃあ、お昼は消化のいいもの作って待ってるね。」
「あぁ。じゃあ姉貴、車回してくるから着替えたら呼んで。」
「う、うん。」
病院だなんて大袈裟だと思うけど、行かなくていいなんて言える雰囲気じゃなくて仕方なくベットから降りた。
今更ながら着替える服なんてなかったなっと困っていると綾ちゃんがクローゼットから綺麗に畳まれた服を取り出して渡してくれる。