一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「頑張れっ!自分の幸せは自分で掴みに行くもんだ。だから、、頑張れ!!!!俺は応援してるからな。」
そう言ってはにかむように笑うと背を向けて今度こそ歩き出してしまった。
そんな後ろ姿に声を上げた。
「的場さんっ!ありがとうございましたっ、、!」
私の言葉に振り向く事は無かったけど、手を上げてくれた的場さんに姿が見えなくなるまで頭を下げた。
的場さんの気配が無くなったのを感じて、顔を上げ手に持っていた残りのコーヒーを一気に飲み干して部署へと戻って残りの仕事にかかった。
的場さんと話をしてさっきまでとは違うモヤモヤに支配される。
私の1番の幸せはなんだろう。
新しい恋人を作る事?
仕事で出世する事?
それとも大好きな家族や大好きな同僚に囲まれて穏やかに過ごす事?
私の本当の幸せって何処にあるんだろう。
日に日に弱っていく自分。
今の私に足りないものは、、何?
その答えが分かりそうで分からない。
残りの仕事を終えると新たな悩みを抱え、家路へと着いた。