一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
昨日が週末だった事もあり、翌日は休みだった。
居候させて貰っている分、しっかりと家事くらいは手伝わないとと朝から朝食の準備を始めた。
一人暮らしの時は殆ど作らなかった。
1人分作っても味気なかったからだ。
こうやって大人数の食事を準備するのは大変だけど、その分やり甲斐があって楽しい。
まだ学生だった頃に戻ったみたいな感覚で食事の準備をする。
そういえば、彼も朝からうちの子達と一緒に食べていた事を思い出す。
慎一が待ち合わせ時間に起きてくるもんだから長い事待たせるのが申し訳なくて家に上げて皆んなで一緒に朝食を食べていた。
彼は申し訳なさそうに、、でもとても嬉しそうに食事をしているのを眺めるのが好きだった。
あの頃は本当に大変だったけど、今では楽しい思い出だ。
「はよー。」
思い出に浸っていると次々に弟達が起床してきた。
慌てて作るペースを上げ、最後にだし巻き卵を切り分けて焼き魚とお浸しが乗っている皿に並べていく。
あの頃よりも綾ちゃんという家族が増えて1人分増やして仕上げていく。
最後にダシから取った味噌汁をお椀につぎ分けてお盆に乗せていく。