一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
一方彼は目を見開き、見ていた資料が床へと落ちていく。
そしてゆっくりと立ち上がった。
『紗、、江さん、、、?』
「暁人くんに会いたくてここまで来ました。ずっとずっと会いたかったっ!!!!っ、、それが志望動機ですっ、、!」
感情の高ぶりを抑えきれずに叫ぶように言葉をぶつけると彼の目から涙が溢れた。
『何故、、こんな事を、、?俺はっ、、貴方の為にっ貴方の幸せを願って身を切る思いで手放したのにっ、、!』
「っ私の幸せは私が決める事よ!!!!!」
『っ!?』
こんなに怒りを誰かにぶつけるのは初めての事かもしれない。
それくらい彼の言葉に腹が立った。
私の為、、?
私の幸せ、、、?
それがもし本当に私の幸せだったならこの数ヶ月、続いていた胸の痛みはなんだったの?
何でこんなにも苦しかった胸の痛みが貴方と目が合っただけで解放されていくの、、?
皆んなに心配かけまいと、平気なフリをしていたけど実際は平気じゃなかった。
私は貴方と離れている間、幸せじゃなかったよ。