一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》


2人はすぐに籍は入れていたが、真木さんの仕事が忙しく結婚式が出来ずにいた。

そんな時に真由ちゃんの妊娠が判明し、出産を終えて暫くしてから結婚式を挙げた。









とっても素敵なお式だった。




その時に私は久しぶりに日本へと戻った。








互いにプロポーズはしたものの、籍は入れなかった。

何故ならば、私達にはまだしなければならない事があったからだ。









それは2人の結婚を認めて貰う事。



これだけは絶対に避けては通れないモノだった。

普通だったら互いが想い合っていて、2人の両親が認めれば結婚できるのかもしれないが、彼は世界を有する御曹司。







認めてもらわなければいけない人数なんて星の数程いるのだ。













だから私は死に物狂いで働いた。





その間、日本には一度も帰らなかった。

家族や友人に連絡を取らなかった訳ではないが、顔を直接見てしまったから甘えてしまう気がした。


彼は何度も日本へ行こうと言ってくれたが、頑なにそれを拒否し続けた。












 
彼の秘書としてサポートをする日々は決して楽な事ではなかった。


人気のある彼の相手として同僚や取引相手からの執拗な嫌がらせは勿論、言葉や文化の違い。








そして彼の親戚、会社役員からの見定め。




上手くやれない自分に悔しさで涙する事もあった。


それでもここまでやって来た。












そんな私を公私共に側で支えて続けてくれたのは紛れもない彼なのだ。

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