一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「話し合ったらちゃんと分かってくれたよ。、、それにせっかく認めて貰えたのに信頼を裏切るような事はしたくないもの。」
「それに関しては流石よね。今じゃ2人の結婚を反対する人は1人もいないんだもん。寧ろ片瀬くん同様に周りがメチャメチャ過保護になってるって聞いたけど?」
「うん。物凄く良くしてもらってるよ。身分違いな私が〝片瀬家〟に受け入れて貰えるなんて。本当に私は恵まれてるよね。」
勿論、最初は執拗な嫌がらせを受けた。
私を排除したいという当然の動きだったと思う。
でも私に出来ることを必死にこなしていくうちに気づけば1人、、2人と応援してくれる人が現れて私を守ってくれたのだ。
こんなに恵まれる事なんてない。
すると真由ちゃんが私のお腹に手を当てながら優しく微笑んだ。
「、、恵まれるんじゃなくて〝紗江自身〟がそうさせたんだよ?計り知れないほどの努力はそのうち信頼に変わる。それは世界共通だもの。日本にいる時だって紗江への信頼は凄かった。真面目だし世話好きだしお人良しだし努力家だし、日本人特有の奥ゆかしい所あるし。記憶力が異常だった紗江は元々が秘書向きだもの。向こうでどんな風に過ごしたのか想像つくもん。、、きっと途中から片瀬くんもヒヤヒヤさせられたんだろうなぁって。いくら婚約していても横から掻っ攫われる略奪なんて向こうだとザラにあるだろうし、、だから〝焦り〟からどうしても抑えられなかったのかなぁ〜、、って、、ね?」