一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「それでは指輪を交換し、誓いのキ、、。」
神父様が言葉を言い終わるよりも先に彼がこちらへと向き直り、リングピローから指輪を取るとそれを薬指へと通していく。
彼に急かされるように私も彼の薬指に指輪を通した。
すると俯き気味に彼が呟いた。
『、、これで本当に正真正銘、紗江さんは俺のものです。』
「うん、そうだよ?そして暁人くんも私だけのものだからね?」
そう伝えると俯いていた彼が顔を上げた。
彼は目尻を下げて泣きそうな程に優しい表情をしていて、彼につられて私まで同じ表情になってしまう。
するとグッと彼の方へと引き寄せられた。
『紗江さんを心から愛しています。』
「私も暁人くんを愛してる。」
どちらからともなく互いに唇を寄せキスを交わす。
すると静まり返っていた会場から割れんばかりの拍手が響き渡る。
そこでようやく我に返り、慌てて唇を離そうとすると彼から抱き寄せられた。
そして触れるだけのキスから角度を変えて長い長い熱い口付けが続く。