一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「お誘いありがとうございます、課長。」
「親交を深めるのも兼ねてだよ。それはそうと柏木さん、さっきはうちの森田がなんかしつこくてごめんね?全員揃ったことだし、行こうか。」
「いえ、こちらこそ助かりました。森田くん、あのカフェに相当行きたかったみたいで。また行ける機会があればいいんですけど。あ!真木さんも今度一緒にいきましょう?大勢で行った方が楽しいですし!ね!真由ちゃん!片瀬くん!」
『はい、行きましょう。大勢で。』
「そうだね〜。森田くんは気の毒だけど。」
「、、まぁ片瀬的にはその方がいいか。全く意識してもらえてないのもあれだけど。」
そんな会話をしながら社食に着いて券売機の前で立ち止まると真木さんが素早くお金を入れた。
「俺はAセットかな。真由、何食べる?柏木さんと片瀬も。」
「陽介さんの奢り?やったー!じゃあ私はBセットにする!紗江は?」
「え?!私は大丈夫ですっ!」
「遠慮しないで。いつも真由がお世話になってるんだから。」
「いや、、でもっ、、。」
恋人でも直属の部下でもない私が真木さんにご馳走してもらう理由なんてない。
困り果てていると、後ろから彼の手が伸びてきてお釣りのボタンを押した。
そのお金を真木さんに渡すと今度は彼がお金を投入してAセットとBセットのボタンを素早く押した。