一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
2セットも食べるなんて、やっぱり男性はよく食べるなぁ〜と感心しているとBセットの食券を手渡され券売機の前を移動する。
『はい、これは紗江さんのです。川田さんの同じで良かったですよね?』
「え?!私の!?!?ご、ごめんね!ぼぉっとしてて後がつかえてたねっ、、!お金出させちゃってごめんね!?これ私の分のお金。」
『課長に奢ってもらう理由はありませんが、俺にはありますよね?だからいりません。手作りの美味しい夕飯をご馳走になったんですから。これは心ばかりのお返しです。そんな事より早く席を探しましょう。』
「あ、、ありがと。」
確かにこの時間帯の食堂はいっぱいで4人席を取るのも一苦労だ。
ここで押し問答するよりも座る場所を確保した方がいいかなと素直に食券を受け取る。
そんなやり取りをしていると、たまたま食事をし終えた目の前の4人席が空いた。
するとその場所へと彼に誘導され、トンと座るように促された。
『食事を取ってくるので皆さんはそこで場所を確保しておいて下さい。』
「う、うん。分かった。」
「悪いな、片瀬。」
『いえ。』
彼の言う通り3人でその席に座ると、それを確認した彼が食事をとりに向かった。