一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
私の知らない所で随分と話が盛られている事に驚きを隠せない。
「片瀬とはいつから知り合いなの?噂だと幼馴染だとか、元カレカノとか聞いたけど。」
「違いますよ!?全くのデマですっ、、!彼と始初めて会ったのは私が中学生になったばかりの頃です。彼はまだ小学4年生でした。弟の友達でよく遊びに来てたので面識があるくらいで、そんなに深い関係じゃないんですよ。うちでご飯はよく食べて行ってましたけど。あ、あと下の弟達は物凄い懐いててもう1人の〝兄〟みたいな感覚だったと思います。私からしたら可愛い弟みたいな感じでしたし。」
「そんな前から知り合いだったの!?!?」
「え?う、うん。」
「それはなんていうか、、想像していたよりも長い片想いだな、、。」
トレーに定食を乗せた彼が席へと戻ってくると、何故か2人が憐れんだように彼を見る。
『皆さん、お待たせしました。、、どうかしました?』
「ううん、なんでもないよ!ありがとう、片瀬くん。1人で取りにいかせちゃってごめんね?大変だったよね。」
『いいえ、とんでもありません。さ、冷めないうちに食べましょう。』
「うん、そうだね。じゃあ片瀬くん、頂きます。」
手を合わせて食事を始めた。
初めて食べるBセットは量が多くて、食べる前から全部食べられるか不安になってしまう。