一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
意識している異性だったら絶対に無理なやり取りも彼となら何気なく出来てしまう。
彼も顔色ひとつ変えない。
こうしているとやはり姉弟のようだ。
そんな事をぼんやり思っていると同じ庶務課の先輩に声を掛けられた。
「あ!いたいた!!食事中にごめんね?!柏木ちゃん!ちょっと大変な事になってて。柏木ちゃんは部長のお気に入りだし、、申し訳ないけど今すぐ部署に戻れる、、?」
「分かりました!直ぐ行きます!」
普段落ち着いている先輩の息を切らした慌てた様子を見るに急用だという事が分かって慌てて立ち上がる。
「すみませんっ、、!真木さん、急ぎの案件があるみたいなのでお先に戻ります。真由ちゃん、また後でね!片瀬くん、お昼ご馳走様でした。」
3人にそれぞれ声を掛けて急ぎ足で社食を後にして庶務課へと戻った。
私の後ろ姿を3人がどんな表情でみていたかなんて、、私は知りもしなかった。