一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
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「本当、紗江は庶務課でくすぶってるのが勿体ないぁ〜。もう本当、色んな部署からも欲しいって言われるオールマイティーだもん。」
「本人は気づいてないみたいだけど。その能力の高さに。おまけに営業では真由に次いで2番人気だから。、、いや、今や1番人気か?真由は俺がいるからもうフリーじゃないからな。結構狙ってる奴多いし。」
営業課長で恋人である彼と話題の彼、片瀬くんに視線を向けると紗江の後ろ姿を切なそうな表情で見送っている姿。
そんな片瀬くんの姿を見た後に愛しい彼の方を見ると、やれやれといった表情をした彼と目と合った。
そんな優しい表情に胸がときめく。
今では恋人同士になった彼だが、こんな風になれたのも全て紗江のお陰なのだ。
私、田川真由は柏木紗江とは同期入社で席が隣だったのがきっかけで仲良くなった。
彼女の最初の印象は最悪で、友達にはなれないタイプだと思い込んでいた。
だって私とは真逆で、7等身の長身モデル体型。
口数はあまり多くなく、クールな印象。
入社当初の髪は女子の中では短髪。
化粧は執拗最低限でこれと言って女子力が高い訳ではないのに、、それなのに、とても綺麗で。
その上仕事も出来て、そこら辺の男性よりも目を惹く存在だった紗江。
いつのまにか〝庶務課のイケメン〟と影で呼ばれるようになった。