マスクの最強少女




時々流れる生々しい音を聞くたびに、少し体を強張らせていた神代さん

その度に腕をさすったりとかしていたが、

…俺もこの音聞いて気分がいいわけもなく。


こんな物を目の当たりにしていた彼女を申し訳なく思ってしまった



「…これ、」

神代さんが一時停止をしたのは

丁度、証拠隠滅つまり掃除をしているところだった。


「どうかした?」


「この前の30秒間、私と高地さんの声以外に何か聞こえませんか?」

その30秒間をリピートする


「…なんか聞こえる?」


「高地さんとは違う、男性の声がします、」

俺には聞こえないが、神代さんは慣れたてる気でその音波のみを取り出している


「これで聞こえるはずです、どうですか?」


「なんか聞こえる、レプ…レプ何とかって、」


「l'absorption。フランス語で吸収って意味です。

…この時はそんな声聞いてる余裕なくて、知りませんでした。すみません…」


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