マスクの最強少女



戸を開けて中に入ると、小さな体に戻った神代さんの傷は痛々しいほど深いのがわかる


「その箱の中にあの手袋入ってるからはめてあげて?」

あの手袋…あぁ10万するやつ、

そっと手に触れないようにそっと手袋をはめると、青木が抱きかかえた


「とりあえず部屋戻るか。ごめんな、せっかく来てくれたのに仕事出来ずで」


「いや全然いいよ。それより大丈夫なわけ?」


「大丈夫…ではなさそうだね笑

いつもは意識あったんだけどなぁ」


最近忙しくて力が溜まり過ぎたのかもしれない…

と苦い顔をする。


ベットに降ろす時には、小さな擦り傷なんかはもう治り始めていた

手袋のおかげで自由に寝ることのできる神代さんは新鮮で

体を丸める彼女は、普通の少女だ




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