愛され秘書の結婚事情*AFTER
「だけど今日もまだ、佐々田さん、指輪してたよね」
「うん、してたね」
「あとさ、なんかすごーーーく、機嫌良さそうだったよね」
「え、そう?」
「うん。私さっき、たまたま女子トイレで隣になったんだけどさ。手を洗いながら、なんか鼻歌歌ってもん」
「鼻歌!? 佐々田さんが!?」
「マジで!?」
驚きながらも七緒の先輩方は、「じゃあさ……」と、神妙な表情で顔を見合わせた。
「やっぱり彼女の婚約は順調で……」
「結婚秒読みってことなのかなぁ……」
「そうなんだろうね……」
「で、桐矢常務のお母様は、どういうポジなの?」
「うーん……。じゃあ、やっぱり仲人かなぁ……」
「…………」
そこで数秒の沈黙が流れた。
その時、加代が「ねえ」と声を上げた。
「今、思ったんだけど。桐矢常務も、イニシャルHだよね……」
「ああ、悠臣だからね」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
全員が、「まさか」という思いで互いの顔を見、そして全員が、同じタイミングで笑い声を上げた。
「いやぁ、それは無いでしょーーー」
「H氏の正体が常務? ないない」
「だいたい常務と佐々田さん、何歳離れてると思ってるのよ」
「ていうか常務、もう結婚は懲り懲りだって言ってるじゃない」
「そうそう。Hの付く名前なんて沢山あるし。西●秀俊とか●木宏とかさぁ」
「それモロあんたの趣味じゃない」
「アハハッ。ばれたー?」
「私は阿●寛がいいわー」
「何そのH縛り。じゃあ私はディーン・フジ●カで」
「いや、フジ●カならFだし。そもそも名前はDの方だし」
「つうかあんたら、話が脱線しすぎ」
そこでまた、どっと大きな笑いが起きた。
結局、社内の情報通を誇る彼女達にも、七緒の婚約者の正体は謎のままなのだった。
「うん、してたね」
「あとさ、なんかすごーーーく、機嫌良さそうだったよね」
「え、そう?」
「うん。私さっき、たまたま女子トイレで隣になったんだけどさ。手を洗いながら、なんか鼻歌歌ってもん」
「鼻歌!? 佐々田さんが!?」
「マジで!?」
驚きながらも七緒の先輩方は、「じゃあさ……」と、神妙な表情で顔を見合わせた。
「やっぱり彼女の婚約は順調で……」
「結婚秒読みってことなのかなぁ……」
「そうなんだろうね……」
「で、桐矢常務のお母様は、どういうポジなの?」
「うーん……。じゃあ、やっぱり仲人かなぁ……」
「…………」
そこで数秒の沈黙が流れた。
その時、加代が「ねえ」と声を上げた。
「今、思ったんだけど。桐矢常務も、イニシャルHだよね……」
「ああ、悠臣だからね」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
全員が、「まさか」という思いで互いの顔を見、そして全員が、同じタイミングで笑い声を上げた。
「いやぁ、それは無いでしょーーー」
「H氏の正体が常務? ないない」
「だいたい常務と佐々田さん、何歳離れてると思ってるのよ」
「ていうか常務、もう結婚は懲り懲りだって言ってるじゃない」
「そうそう。Hの付く名前なんて沢山あるし。西●秀俊とか●木宏とかさぁ」
「それモロあんたの趣味じゃない」
「アハハッ。ばれたー?」
「私は阿●寛がいいわー」
「何そのH縛り。じゃあ私はディーン・フジ●カで」
「いや、フジ●カならFだし。そもそも名前はDの方だし」
「つうかあんたら、話が脱線しすぎ」
そこでまた、どっと大きな笑いが起きた。
結局、社内の情報通を誇る彼女達にも、七緒の婚約者の正体は謎のままなのだった。