【女の事件】とし子の悲劇~2・5世帯のなみだ
第30話
クソッタレは、9月3日に県議会の議会場で議長さんや議員さんたちに大声で『やくざを使って家を壊しに行くから覚悟しておけ!!』と叫んだ後に議会場から飛び出した挙げ句に、徳島県知事さんに対しても『ヘボ知事』と発した暴言事件で、県議会は、徳島県知事や県議会などの県政全般をブジョクした上に県民の感情までもをいちじるしく傷つけたことから、クソッタレの家ごと最高裁判所に訴えて、3億円の損害賠償を請求する訴訟へと発展した。

じいやんは、徳島県議会一同が最高裁判所へ損害賠償訴訟を提訴したことを受けて、あわてて今治に住んでいる義母の知人の知人のである社会福祉法人の理事長さんに連絡を取って、クソッタレを迎えに来てほしい…家が危なくなる…と言うて助けを求めていた。

クソッタレには、軽度の知的障害があったので、早めに事態を収束させるためにじいやんは3億円を工面するために動き回っていた。

その一方で、義父母はクソッタレを早めに施設へ入所の手続きを取りたいので、今治の社会福祉法人グループの施設のリーフレットを見せて、身丈に合った施設を選べと諭した。

けれど、クソッタレが『オレを追い出す気なのか!?』と義父母に怒鳴るなどしたので、会話がかみあわなくなってしまった。

9月5日のことであった。

じいやんは、県議会一同が最高裁判所へ損害賠償訴訟を起こしたことについて、事態を収束させるために現金3億円を持って行って、議長さんにクソッタレは人とのコミュニケーションを取ることが全くできなくなってしまったので、県外の施設へ入所をするための手続きを取ることを伝えた。

訴訟については、県議会一同がじいやんの気持ちをくみ取って、訴訟を白紙に戻したけど、施設へ入所させるのならば鍵のかかる施設へ入所させろと強要していた。

訴訟は回避できたが、クソッタレはみんなから許してもらえないと言うことに変わりはなかった。

9月7日のことであった。

じいやんが、県議会が起こした最高裁判所でクソッタレに対しての損害賠償訴訟を回避させたことについて、世間の批判がいっそう強くなっていた。

桂一郎さんは、クソッタレの家に突然やって来て、芹華さんに対して2000万円を返すのか返さないのかと凄んで行った。

芹華さんは、泣きそうな声で2000万円を払うゆとりがないことを言うた。

しかし、桂一郎さんとしてはこのまま手ぶらで帰るわけには行かないと言うて、恐ろしい目で芹華さんをにらみつけていた。

「お願い…許して…2000万円払うゆとりは…うちには残っていないのです。」
「ふざけるなよ!!おい芹華!!オドレはどこのどこまでクソッタレ上級国民の男をかばう気なんだ!?真佐浩も真佐浩なら、オンドレもオンドレだ!!何が2000万円払うゆとりがないだ!!白亜の豪邸で暮らしていて、高級輸入家具に囲まれてリッチな生活をしている県議会議員鈴原真佐浩は、学歴も経歴もデタラメで、セクハラDVの前科の上に、中学の時に女とのもめ事を抱えていた…この豪邸は!!国民から巻き上げた税金(ゼニ)で建てた家なのだよ!!国民の生活のために使うべき税金(ゼニ)を私利私欲のためにつこといて、この期に及んでまだいいわけを抜かす気なのか!?」
「何を言っているのか、さっぱり分からない!!」
「それじゃあ、クソッタレ上級国民の真佐浩は徳島県のために働いてきたと言いたいのか!?」

桂一郎さんから凄まれまた芹華さんは、泣きそうになっていた。

「コラオンドレ!!泣いたら許してくれると思っていたら大きな間違いだからな!!芹華も女子校時代に担任の先公とデキていたその上に、妊娠さわぎまで起こしてはる前科持ちだと言うのを忘れたのか!!」
「イヤ!!やめて!!過去のことをこれ以上ほじくらないで!!」

芹華さんは、グスングスン泣き出した。

桂一郎さんは、芹華さんの背中を押さえつけるように抱きしめたあと、耳元でこう言うた。

「ふざけとんかコラ!!なーにが過去のことをほじくり出さないでだ!!オレはこのまま手ぶらで帰るわけには行かないからな…カネが返せないのなら…芹華の体で払ってもらおうか!?」

芹華さんは、桂一郎さんが怖くなったので、仕方なく体を許してしまった。

桂一郎さんは、芹華さんをその場に寝かせた後、彼女の身体を犯していた。

「ああ…イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ…」

それから二時間後のことであった。

芹華さんは、恥ずかしい姿にされたあと、グスングスンと泣いていた。

桂一郎さんは、平然とした表情で家をあとにした。
< 30 / 32 >

この作品をシェア

pagetop