いない歴=年齢。冴えない私にイケメン彼氏ができました


その勢いで放った『付き合ってみる?』の軽い言葉に、まさかの身を乗り出す勢いでOKしてきた。

(いよいよ、どんな女なのかさっぱりわからないって流れでホテル連れ込もうとしたらさ)

『え、えっちなことしたことない』

泣き出しそうな声で言った。
揺れる瞳が、見上げてくる。
その顔を前に、さっきよりも確実に心臓が激しく動揺を知らせた。
緊張していたのだと思う、女を前に。そんな自分がまだ残っていたことに驚いた。

その時、無意識に浮かんだ言葉は。

”あ、ヤバイこいつマジで可愛い”だったけれど。

認めるわけにはいかなかった坪井は、その日から二つに分かれてしまいそうな意識の中を行ったり来たり。交差して過ごしてきた。

”どうにか、うまいこと別れよう”
”可愛い、好きだ、大切にしたい”

受け取る真衣香にしてみれば、振り回されただけの日々だったのだろうと、坪井は思う。

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