これは恋ですか。
「華子…?」

私は、大和を見上げた。
さすがの大和も、私が言い出した言葉に戸惑ってる。


「大和、もしかしたら。
これ。
私が今抱いたこの気持ち。

これは、恋ですか?」


大和は、大きな手のひらでバッと顔を覆ったけど、みるみる顔が赤くなる。


「あのさ。
さっき、恵さんが、プロポーズするなら、もうちょっとシチュエーションとかタイミングとか考えた方がよかったって言ってたけど。

こんな衆人環視の中でそのセリフ…
華子のほうが破壊力あるぞ」



「え、あ…」


しまった!
ここ、ジュンさんのお店の売り場!


「大和が珍しくスーツ姿で、背景キラキラしてて…なんだか魔法にかかったみたいになってしまいました。
場所もわきまえず、営業妨害ですよね。
し、失礼しました!」

慌ててジュンさんに、頭を下げる。
お客様にスタッフさんも、ニヤニヤしながら私の告白を見ていた!
恥ずかしい…。

「いつも、突拍子もないのは大和の特権なのに、やられたわねー。

華子ちゃん、大丈夫。アタシ達、証人になってあげるから〜。取り消しはナシよ。
ほら、大和。華子ちゃんに答えてあげて」

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