これは恋ですか。
まさかの御曹司?
その日は、取引先であるアリオンエンタープライズ社の新作発表会だった。
IJソリューションズも、この新作に関わっているので、一条専務も発表会に呼ばれていた。もちろん、私も秘書として同行している。
「先輩!」
専務を見つけてやってきたのは、アリオンエンタープライズの社長、丹下広宗(たんげ ひろむね)氏だ。
丹下社長は、専務の高校の後輩。まるでアイドルのようなキラキラした雰囲気を持っている。
かっこいいんだけど、一条専務と比べると軽い印象を受ける。
「よぉ、丹下。
なかなか上々じゃないか」
「先輩方のおかげですよ。
あれ、久我先輩は?」
「いや。招待したのか?」
「だって、今回の最大の功労者ですよ?
おかしいなぁ、招待状送ったのに。
やっぱり一条先輩に、久我先輩の分の招待状も送ればよかったなぁ。一緒に連れてきて下さいって。
さすがに久我先輩に失礼だと思ったんですけど。
たぶん、来る途中で何かひらめいちゃったな…」
丹下社長もそんなことを言っている。
一条専務の後輩なら、久我さんの後輩でもあるわけで。
なるほど、あの人のこと良くわかってる。
その時。
IJソリューションズも、この新作に関わっているので、一条専務も発表会に呼ばれていた。もちろん、私も秘書として同行している。
「先輩!」
専務を見つけてやってきたのは、アリオンエンタープライズの社長、丹下広宗(たんげ ひろむね)氏だ。
丹下社長は、専務の高校の後輩。まるでアイドルのようなキラキラした雰囲気を持っている。
かっこいいんだけど、一条専務と比べると軽い印象を受ける。
「よぉ、丹下。
なかなか上々じゃないか」
「先輩方のおかげですよ。
あれ、久我先輩は?」
「いや。招待したのか?」
「だって、今回の最大の功労者ですよ?
おかしいなぁ、招待状送ったのに。
やっぱり一条先輩に、久我先輩の分の招待状も送ればよかったなぁ。一緒に連れてきて下さいって。
さすがに久我先輩に失礼だと思ったんですけど。
たぶん、来る途中で何かひらめいちゃったな…」
丹下社長もそんなことを言っている。
一条専務の後輩なら、久我さんの後輩でもあるわけで。
なるほど、あの人のこと良くわかってる。
その時。