これは恋ですか。
「最初からジュンのところで見立ててもらえばよかったのに」

「いやぁ、たかが新作発表会くらいで面倒くさいから。
今日は起きれないとまずいから実家にいたし、威のスーツでいいかなぁって。
まさか、あんなにデカイなんて思わなかった。
威のヤツ、鍛えすぎだ」

「確かに、会うたびに胸板が厚くなるな」

専務と久我さんがクスクス笑いあう。
この二人、本当に仲が良い。



食事が始まる。



一条専務は食べ方もスマート。
さすがです。見惚れます。

「美味しいなぁ。すごーく美味しい。
専務〜俺、幸せだぁ」

一方、嬉しそうに食べる久我さん。
あれ、意外に綺麗に食べるんだ。
あぁ、そうか。
やっぱりCOOGAの創業者一族。こんな時に育ちの良さが出るな。

それにしても、美味しそうに食べるなぁ。
シェフもこんなに美味しそうに食べてくれたら、嬉しいだろうな、作り甲斐があるって。

「よかった。どんどん食べろ。
華子くんも」

専務と久我さんを見てばかりで手が止まってた。
しかも、大人の魅力たっぷりの一条専務と、意外にカッコいい久我さんに挟まれてなんだか緊張してしまう。


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