これは恋ですか。
「清潔感のない人は嫌いです」

「清潔感ね、わかった。
あとは?」

「…久我さんのこと、あんまり考えたことなくて」

「あはは、そうだよね。
九条さんの隣には何と言ってもあの専務がいるんだもんなぁ。
流石に専務とは比べて欲しくないし。

わかった。
とりあえずさ、大和って呼んでよ。
俺も専務みたいに華子って呼ばせて?

充分特別、だよね」

結構、強引。
でも、悪い人じゃない。

今まで苦手だったけど、うちのお父さんと同じこの手のタイプには免疫があるし、何よりこの人の言葉には裏がない。
自分に正直なんだって、わかったから。


「呼びたいなら、華子って呼んでもいいですよ」

私は、小さくうなづいた。


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