危険なキミの溺愛
恥ずかしさとドキドキと、困ったような不安なような色んな気持ちが交ざりあう。


どうしていいかわからずギュッと目を閉じると、優しく頭を撫でられた。



「ビビりすぎ」



クスクスと笑う声が頭上で聞こえる。



いつの間にか湊は立ち上がっていて、ベッドから私を引き上げてくれた。



ビビってたわけじゃないんだけどな。



湊にドキドキしたとか、わざわざ言わないけど…。



「歩ける?」



立ち上がって足を踏みしめると、やっぱり少し足首が痛い。



だけどかなり痛みは引いているし歩くことはできそう。



「うん…」



「無理すんなよなぁ」



腰に腕を回し抱き寄せるようにして支えてくれる。



うわ…。



「く…くっつき過ぎじゃない?」





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