冷酷王子は子リス姫を愛でる
髪の色と目の色は基本的に同じになる。



リチャードが金色の髪で、瞳も同じ。



なので、きっとこの子もそうなのであろうと予想はできている。



「目を開けたのですか?」

「あぁ、私と同じ色だ」

「えっ?」

「さすがアンドリューの子だな。髪と瞳の色が違う」



金色かと思った瞳は、深いグリーン。



父と同じ色をしていた。



髪と瞳の色が違う子が稀に生まれるが、そういう子どもは魔力が元から強いのだ。



こんな所で俺に似てしまったのか…。



だけど、俺と違って悪魔は取り憑いていない。



闇の力は、受け継がれていないと思う。



「名前、どうするの?」

「男ならフィンリュークだと、キャシーが決めていた」

「フィンリューク…」

「あぁ、この子はフィンリューク・エドワード・シュナウト」

「じいじの名前入ってるー。よかったね、じいじー」



リオがそう言うと、思い切り顔を綻ばせた父が、愛おしそうに孫の手を握った。



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