見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「私…プレーする副社長をずっと目で追ってました。上手いなぁと驚いて、スポーツ好きなんだろうな…と思って感心もして。
こんなに楽しそうに行事に参加してくれる役員の人っているんだな…と思いました。副社長という立場なのに皆にも平等に優しくて、気さくな人柄で素敵だな…と、ずっと目が離せなかった。
あれを一目惚れだと言うのなら、確かにそうかもしれないとは思います。…でも、心の中にスッと入り込んできた副社長は、別の時でした」


そう言うと、彼の目が瞬きをする。
それにフ…と微笑んで、あの夜のことを思い出した。


「キャンプの時、ココアを飲み終わった私が振り向いたら、こっちをじっと見返してましたよね。それに私ドキッとして、一瞬ものが言えなくなりました。吸い込まれそうな感じがして、魂が全部持っていかれるような気がしたんです。すぐに話しかけられて気がついて。でも、その後からずっと、副社長のことが頭から離れなかった。
何日経っても頭の中に浮かんできて、あの夜、一緒に見た焚き火の炎でさえもまだ、鮮明に思い出されてしまう程なんです……」


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