見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
先週、金曜日のことだ。
仕事から帰るといつもは玄関口まで迎えにくる筈の琴音が来ず、まだ帰宅してないのか…とガッカリしながら廊下の先にあるリビングのドアを押し開けた。
「ただいま」と声をかけるが返事はなく、やはりまだ帰ってないのか…と肩を落として寝室へ向かった。
遅くなるならなるで、一言メッセージを流せばいいものを…とネクタイを緩めながら考え、仕様がないから今夜は俺が手料理でも作ってやろうか…と思い、寝室のドアを開けて中へ足を踏み入れようとしたのだ。
「あっ」
慌てた声と同時にバサッと紙が落ちる音が聞こえた。
驚いた俺は目線を寝室の奥へと向けてみた。すると__
「琴音?」
一体何をしているんだ…と言いたくなる俺の目には、紙の束を抱え込むようにして座りこむ彼女の姿と足元に散らばるカラー刷りのチラシの様なものが映った。
「…お、おかえりなさい」
狼狽えながら挨拶をする彼女は、落としてしまった思われるチラシの束を掻き集めだす。
「何だよ、これ」
足元に落ちている紙切れの一枚を拾い上げてみると、どうやらテーマパークのリーフレットのようだ。
仕事から帰るといつもは玄関口まで迎えにくる筈の琴音が来ず、まだ帰宅してないのか…とガッカリしながら廊下の先にあるリビングのドアを押し開けた。
「ただいま」と声をかけるが返事はなく、やはりまだ帰ってないのか…と肩を落として寝室へ向かった。
遅くなるならなるで、一言メッセージを流せばいいものを…とネクタイを緩めながら考え、仕様がないから今夜は俺が手料理でも作ってやろうか…と思い、寝室のドアを開けて中へ足を踏み入れようとしたのだ。
「あっ」
慌てた声と同時にバサッと紙が落ちる音が聞こえた。
驚いた俺は目線を寝室の奥へと向けてみた。すると__
「琴音?」
一体何をしているんだ…と言いたくなる俺の目には、紙の束を抱え込むようにして座りこむ彼女の姿と足元に散らばるカラー刷りのチラシの様なものが映った。
「…お、おかえりなさい」
狼狽えながら挨拶をする彼女は、落としてしまった思われるチラシの束を掻き集めだす。
「何だよ、これ」
足元に落ちている紙切れの一枚を拾い上げてみると、どうやらテーマパークのリーフレットのようだ。