見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
こいつ、俺の不幸を殊の外喜んで、変に楽しむ傾向があるもんな…と読み上げる声を聞きながら思い出す。
バレンタインデー前も、堂本は俺が出張で居ないのをいいことに、琴音の行動をいろいろと観察しては報告してきて、随分と面白がっていたのだ。
(毎朝男性と二人で話してますよー、とか言って。こっちの嫉妬心を煽って、絶対に陰でほくそ笑んでただろ)
性格捻くれてんだから…と書類に目を向けたまま呆れる。
こんな野郎に間違っても相談なんてするものか…と決めてかかっていた週の水曜日、俺は会議室を出たところで、偶然こんな会話を耳にした。
「ねぇねぇ聞いて。私の配属先にね、もっのすごいイケメンの先輩がいるの!」
「へぇーいいなぁ。私のとこはハズレよ。中年のオッサンかお局様ばっかで面白くない」
どうやら給湯室に集まっている女性社員達のようだ。
会話の内容から今年度入った新人社員だと分かり、思わず立ち止まって、その話に耳を傾けた。
バレンタインデー前も、堂本は俺が出張で居ないのをいいことに、琴音の行動をいろいろと観察しては報告してきて、随分と面白がっていたのだ。
(毎朝男性と二人で話してますよー、とか言って。こっちの嫉妬心を煽って、絶対に陰でほくそ笑んでただろ)
性格捻くれてんだから…と書類に目を向けたまま呆れる。
こんな野郎に間違っても相談なんてするものか…と決めてかかっていた週の水曜日、俺は会議室を出たところで、偶然こんな会話を耳にした。
「ねぇねぇ聞いて。私の配属先にね、もっのすごいイケメンの先輩がいるの!」
「へぇーいいなぁ。私のとこはハズレよ。中年のオッサンかお局様ばっかで面白くない」
どうやら給湯室に集まっている女性社員達のようだ。
会話の内容から今年度入った新人社員だと分かり、思わず立ち止まって、その話に耳を傾けた。