見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「確かに神野先輩は優しくて仕事も出来そうな感じだよ。…でも、熱心すぎるというか真面目過ぎて、少しつまんない感じ」
いっつも一人でバタバタしてるし…という声を聞き、こいつはまた何も知らずに…とイラつきそうにもなったけれど。
(ここで俺が登場して、琴音を弁護してやったら逆効果か)
火に油を注ぐことはないな、と思い、その場は何も言わずに立ち去った。
琴音自身は大隅の負担を増やさないように…と思いを汲んでやっているのに、肝心の彼女がそれではいけない様な気もして、悶々としながら秘書室のドアを押し開けた。
「ああ。丁度良かった」
ハッとして前を見ると、和かに微笑む堂本の姿と、その陰に隠れるようにして立つ女性の姿が目に入った。
「今、丁度、神野さんが社員旅行の案を持ってきたんですよ」
ほらこれです…と手渡されるバインダーには、四ヶ所の行き先が選別され、コースも数種類用意されて綴じられている。
いっつも一人でバタバタしてるし…という声を聞き、こいつはまた何も知らずに…とイラつきそうにもなったけれど。
(ここで俺が登場して、琴音を弁護してやったら逆効果か)
火に油を注ぐことはないな、と思い、その場は何も言わずに立ち去った。
琴音自身は大隅の負担を増やさないように…と思いを汲んでやっているのに、肝心の彼女がそれではいけない様な気もして、悶々としながら秘書室のドアを押し開けた。
「ああ。丁度良かった」
ハッとして前を見ると、和かに微笑む堂本の姿と、その陰に隠れるようにして立つ女性の姿が目に入った。
「今、丁度、神野さんが社員旅行の案を持ってきたんですよ」
ほらこれです…と手渡されるバインダーには、四ヶ所の行き先が選別され、コースも数種類用意されて綴じられている。