見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
最初二人は恥ずかしそうに嫌がっていたのだけれど、いざキャンプファイアーが始まるとすっかりその気で、今はもう完全に役になりきって演技している。
珠紀は自分をリードする火の神役の主任にウットリしているし、彼女から熱い視線を送られている主任も満更ではない様子に見える。
ホッとしながら、乾杯用の飲み物を準備していた時だ。
あれ?…と思い、その場にあるアルコールの本数を数えだした。
ビールやチューハイは大体一人当たり三〜四缶で計算をしていた。なのに、どう数えても数が足りない。
どうして?と頭を捻って、あっ…と思い、駐車場内に停めたワゴン車内に、まだ降ろしていないクーラーボックスがあるんだ…と気づいた。
(早く取りに行かないと。いずれお酒が足りなくなる)
それはマズい…と駐車場に向かうことにしたけれど、きっと重いだろうし、一人でクーラーボックスを下ろせるかどうかは自信ない。
手伝ってくれそうな人はいないだろうか…と周囲を見回す。
まだ酔っ払ってそうにない男性社員は数人いるけれど、皆火の神の演技に注目していて、それを中断させてまで声をかけるのも忍びなく……。
珠紀は自分をリードする火の神役の主任にウットリしているし、彼女から熱い視線を送られている主任も満更ではない様子に見える。
ホッとしながら、乾杯用の飲み物を準備していた時だ。
あれ?…と思い、その場にあるアルコールの本数を数えだした。
ビールやチューハイは大体一人当たり三〜四缶で計算をしていた。なのに、どう数えても数が足りない。
どうして?と頭を捻って、あっ…と思い、駐車場内に停めたワゴン車内に、まだ降ろしていないクーラーボックスがあるんだ…と気づいた。
(早く取りに行かないと。いずれお酒が足りなくなる)
それはマズい…と駐車場に向かうことにしたけれど、きっと重いだろうし、一人でクーラーボックスを下ろせるかどうかは自信ない。
手伝ってくれそうな人はいないだろうか…と周囲を見回す。
まだ酔っ払ってそうにない男性社員は数人いるけれど、皆火の神の演技に注目していて、それを中断させてまで声をかけるのも忍びなく……。