見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
相手はそんな私の視界の中で眉間に皺を寄せ、何やってるんだ…と呆れた口調で言葉を発した。
「一人でこっそり何処かへ行きだすから何事かあったのかと思っただろ。あんた、なんでこんな所にいるんだ!?一体どこへ行く気だった!?」
膝をついたまま目線を私に向けて訊いてくる。
その顔をじっと見つめ、私は驚きと同時に安堵を感じて__。
じわっ…と溢れてくる涙に鼻の奥をツンとさせながら、ぎゅっと両手を握りしめる。
こんな風に自分のことを心配する相手に目を向けたまま、何事?…と自分の方こそ言いたくもなって……。
「なんで…」
どうして、貴方が此処にいるの?
いつから私のことを追ってたの?
言葉に詰まり、代わりに涙が目から溢れる。
泣くつもりもないのに、止められずに俯いて謝った。
「…す、すみません…」
目を擦りながら、出てきたのは短い言葉。
それを聞いた相手は、ふぅ…と息を吐き出し、右手で自分の頬を掻いた。
「…いや、こっちも急に声をかけて悪かった。驚かせるつもりはなかったんだが、あんたがどんどん足を速めて歩くもんだから、危ないと思って止めようとして」
「一人でこっそり何処かへ行きだすから何事かあったのかと思っただろ。あんた、なんでこんな所にいるんだ!?一体どこへ行く気だった!?」
膝をついたまま目線を私に向けて訊いてくる。
その顔をじっと見つめ、私は驚きと同時に安堵を感じて__。
じわっ…と溢れてくる涙に鼻の奥をツンとさせながら、ぎゅっと両手を握りしめる。
こんな風に自分のことを心配する相手に目を向けたまま、何事?…と自分の方こそ言いたくもなって……。
「なんで…」
どうして、貴方が此処にいるの?
いつから私のことを追ってたの?
言葉に詰まり、代わりに涙が目から溢れる。
泣くつもりもないのに、止められずに俯いて謝った。
「…す、すみません…」
目を擦りながら、出てきたのは短い言葉。
それを聞いた相手は、ふぅ…と息を吐き出し、右手で自分の頬を掻いた。
「…いや、こっちも急に声をかけて悪かった。驚かせるつもりはなかったんだが、あんたがどんどん足を速めて歩くもんだから、危ないと思って止めようとして」