見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
二人の対照的な雰囲気に戸惑う。
目線をどっちへ向ければいいのか分からず、迷って肩を竦めながら俯いた。
「なんの話?」
パッと顔を上げて振り返ると、救世主がドアの向こうから大きめのトレイを持ってやって来るところだった。
「神野さんに学生時代の部活の話を訊いてたんだよ」
彼女、マネージャーをしていたそうだよ…と社長が教えれば、テーブルに寄ってきた先輩はトレイを置き、そうそう、そうなのよ…と嬉しそうに頷く。
「神野ちゃんは中学も高校もマネージャーをしていて、確か、中学は女子のテニス部で、高校が男子バスケ部……だったよね?」
「せっ…」
「皆に頼りにされて、とってもやり甲斐があった、って前に教えてくれたじゃない」
あの話を聞いたからこそ、自分の仕事を手伝って貰おうと決めたんだ…と言いだし、それが発端なら、あの時その話をするのではなかった…と後悔を始める。
「神野ちゃんなら、きっと人の為に働いてくれると思ったし、自分の後任にピッタリだな…と感じて」
予想通り適任だった…と話し、反論することも出来やしない。
目線をどっちへ向ければいいのか分からず、迷って肩を竦めながら俯いた。
「なんの話?」
パッと顔を上げて振り返ると、救世主がドアの向こうから大きめのトレイを持ってやって来るところだった。
「神野さんに学生時代の部活の話を訊いてたんだよ」
彼女、マネージャーをしていたそうだよ…と社長が教えれば、テーブルに寄ってきた先輩はトレイを置き、そうそう、そうなのよ…と嬉しそうに頷く。
「神野ちゃんは中学も高校もマネージャーをしていて、確か、中学は女子のテニス部で、高校が男子バスケ部……だったよね?」
「せっ…」
「皆に頼りにされて、とってもやり甲斐があった、って前に教えてくれたじゃない」
あの話を聞いたからこそ、自分の仕事を手伝って貰おうと決めたんだ…と言いだし、それが発端なら、あの時その話をするのではなかった…と後悔を始める。
「神野ちゃんなら、きっと人の為に働いてくれると思ったし、自分の後任にピッタリだな…と感じて」
予想通り適任だった…と話し、反論することも出来やしない。