群青色の空
早く来ていた人たちが明らかにざわざわしているのが分かる。
たぶんやりすぎだとか、笑えるとか、ダサいとか、そういう低レベルなことしか言っていないと思う。
実際、くすくす笑う声がする。
冷静に顔の土を払い、トイレに行く。
それを止める人も、カノンたちを悪くいう人もいない。
なんかもう、なんでもいいや。
抵抗しても無駄だし、声をあげても誰にも届かない。
土が目に入ると痛いのでなるべく目を開けずに蛇口を手探りで探す。
水でどうにか洗い流すとすっきりした。
涙は出ないし、声も出ない。
透明人間みたいにこれから過ごすんだろうな。
あ、いじめられているから無視はされてないのか。
変な笑いが漏れる。
なんでも笑えばどうにかなるって言うけれど、笑ってもどうにもならない。
ならば、わたしはどうすればやり過ごせるんだろうか。