群青色の空




付き合ってらんない、と思って教室を出ようとすると、意外な人から意外な言葉が出た。



「ちょっとお、みんな酷くない?」



「リサどうしたの、キャラ変?」



カノンが髪の毛を指でとかしながら聞いてもリサは得意の可愛い顔を続ける。



「斎藤さんは羨ましいだけなんだよ、あたしのことが。

だってこの前まで陽介と一緒にいたのに今は隣にいられないんだよ?

そんなの誰だって見ちゃうよ」



「えー何、リサ超優しいじゃん」



「リサちゃん気遣い上手なんだね」



「だから人気なのかー」



なんだこれ。



うちのクラスの人の心ってよく分からない。



それとも単純にバカなの?



騒ぎの間にわたしはひっそりと抜け出して屋上へ行った。



心が痛くて苦しくて、叫び出したかった。



なんで。なんでリサが隣にいるんだろう。



他の人ならまだ許せた。



でもよりによって、リサ。



なんで彼もリサの言うことに従っちゃってるんだろう。




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